こんにちは、ニッピ機械の青田です。
私が革に接点を持ったのは、社会人になり、お決まりのリクルートカバンを使っていると、数年が経つと、背伸びしておしゃれなカバンを持ちたいって思って、買うなら革製のカバンと、背伸びして買ったのが最初で、「革って手触りも、色合いもいいな」って思った記憶があります。
今では、私は日本製のモノ作りが大好きですから、「革製品なら日本製でしょ」と私達の機械をご使用頂いて、作って頂いたカバン、財布を長年使用しています。
レザークラフトを始めて、革製品を作っていくと、前の作った物より、レベルアップした、いいものを作りたいんだけど、「もっと簡単で、良い道具ないかな」、皆さんお探しではないでしょうか。
その中で、革製品の出来栄えをレベルアップしたいなら、“革漉き作業”は必須になってきますよね。
☑革細工を始めたばかりでもっと道具を知りたい
☑今は手漉きを行っているけど、次は何を使えばいいのか
☑そろそろ革漉き機を検討しようかな
そんな、皆様に!
あなたに漉き作業の基本をご紹介します
漉き作業の目的って何?
①材料と材料と重ね合わせ、縫製する場合、厚みが厚いと縫製がし難いの で、縫い代の部分の厚みを薄く削ります
②端の部分を折返したい場合、材料にコシがあると折返し難いですよね。
その場合に、漉き作業で厚みを薄くすれば折返しが簡単になります
③完成品の材料が余分なところを削って、軽くする
④削り落とす事で表面が荒れて、接着剤が付きやすいようにする
⑤製品自体が「フワッと」した仕上がりになる
⑥芯材が入る様な場合、表面に凹凸が出来る為、あえて、その部分だけ削り落とします。
考えると・・・・もっと、あります。
漉き作業てどん形状があるの?
百貨店や一般に販売されている製品はただ単に、厚みを削っているだけではありません。上記で記載した、漉き作業の目的により、漉きのプロはこれを用途、目的に応じて、様々な形状に漉き作業を行っています。
・斜め漉き
・段漉き
・溝漉き
・ベタ漉き
と、この作業は革包丁で行うのは非常に困難です。その為、一般的な革漉機でこの様な漉き作業を行っています。
厚みを削ってもいっしょじゃないの?
例えば皆さんがお持ちの財布を見てください。ヘリ返しをしているような財布の場合、カードを入れる部分はこの漉き作業が非常に顕著に分かる部分です。
カードは出し入れするので、当然出しやすく、しまいやすくする必要性があります。もしこの部分の見付部分(下写真の縫製された革の部分)の厚みが厚く、先端が厚いと、カードの出し入れがし難いですよね。
プロ、職人はこの様なきめ細かいところに、こだわっています。
だから、私は日本のモノ作りが大好きです!!
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「革漉き機購入で後悔したくない!プロが教える革漉き機の選び方」(初級)
革漉き機購入で後悔したくない!プロが教える、革漉き機の選び方(初級)