財布、鞄を製作する中で、柔らかい革、硬い革、色々ありますね。
ヘリ返し部の漉き加工は革質に関係なく漉き作業をすると思いますが、
どんな革が漉きにくいの?
何故漉き難いの?
スカイミニでの漉き方は如何すればいいの?
ご紹介したいと思います。
目次
漉き難い革ってどんな革
特に漉き難いのは“柔らかい革”です。
良く鞣されたクロム革や鹿革などは特に漉き難いです。
何故、漉き難いのか
柔らかい毛や繊維を切る為には、刃物は鋭利でないと切れません。
もし刃物が鋭利でないと刃先から切りたい部分が逃げてしまうので、切る事が出来ないんです。
スカイミニで柔らかい革の漉き方
柔らかい革を漉きたい場合に大切な事
柔らかい革の漉き方動画をまずは見てください。
☑.刃物は鋭利な状態か
硬い革や柔らかい革などの、様々な革を漉いていると刃は目に見えない状態ですが、ダメージを受けています。その為、刃物を新品の状態にすることをお勧めします。また“柔らかい専用”
として1枚刃物を置いておかれてもいいですね。
☑.革をたるませない、常にテンションを掛ける
材料を最初から漉く事は薄く漉けてしまうので、失敗するケースが多いので、
最初から数センチ右手で持てるぐらい革を押え金から右に出してください。
右手と左手で革をきっちりつかんで、テンションを掛けた状態でペダルで少しずつ、
漉いてみてください。テンションを緩めると革に穴が開きます。
☑.押え金の高さ調整を少しずつ行う
押え金の高さを調整の微調整の感覚が分からないとお聞きする事があります。
厚み調整ネジは1周回すと1mm上下します。その為、厚みを厚いところから少しずつ、薄く調整してくだい。
☑.送りペダルは絶対必要
オプションになっている送りペダルは、この様な柔らかい革を漉くときには必ず必要です。
私達は“ちょんちょん漉き”と呼んでいますが、少しずつ、手が遅れない様に、テンションを掛け
ながら漉くときには“ちょんちょん漉き”が出来るフットペダルが必ず必要です。
さらにワンポイント情報
薄くて柔らかい革のコバ漉きは最も難易度が高い!
まだスカイミニに慣れていない方は少し厚めの革から漉き加工をして慣れてください。
こちらにも柔らかい革の漉き方やそのほかスカイミニについてよくあるご質問をまとめていますので合わせてご覧ください。
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