こんにちは、ニッピ機械の青田です。
当社は72年間革漉き機を製造する製造メーカーです。
今回は
レザークラフト革漉き機の「スカイミニ」の“手軽な操作性”
についてご紹介したいと思います。
レザークラフト作りをされていて、製品をもっと簡単に作りたい、レベルアップしたいと思ったことをないですか?その際、漉き形状の良し悪しは、作業工程の作り易さや、何よりも“製品の仕上がり”に影響してきます。
漉き形状には段漉き、斜め漉きがあり、任意の厚み、角度、幅を調整する事により、最適な形状に漉き加工する事が出来ます。
調整方法に関しても、一緒に説明していきます。
漉き形状とは
段漉き
漉く部分と漉かない部分との境界線をはっきりさせ、急に薄く漉く事
斜め漉き
部分と漉かない部分の境界がぼやける様に斜めに漉く事
目的
一般の製品は、縫い代、折り目、へり、部分により、詳細に漉き方を調整しています
任意の形状に簡単に漉き加工出来るメリットは
①ヘリ返し時の後工程で縫製がしやすい
②作りたい製品に応じた、仕上がりの良い製品が作れる
スカイミニの漉き厚み、漉き角度、漉き幅調整方法
関連部品の説明
漉き厚み、漉き角度を変える為には、
押え金の位置を調整します。
革漉機では押え金と刃の隙間を調整する事で、漉き厚みを調整し、漉きたい幅は定規に位置によって決定します。
漉き厚み調整
漉き厚みの調整は“漉き厚み調整ネジ”を
右方向に回す→厚みが薄くなる
左方向に回す→厚みが厚くなる
例えば、革1.5mm設定時→1mmに漉きたい場合は、左方向に回してください。
ネジ1回転で1mm押え金が上下します。
漉き角度調整
漉き角度調整は、“角度調整ネジ”を
ネジを緩める→ 押え金が傾く
ネジを締める→ 押え金角度がフラットに戻る
位置を調整したら、ロックナットで緩み防止定規位置は押え金の後部に設定してください。押え金の手前側を傾ける事により斜めに漉く事が出来ます。
漉き幅の調整
漉き幅調整は、“定規”を
漉きたい幅は定規の先端部に材料をガイドにしながら漉いていきます。
定規位置が手前 → 漉き幅狭い
定規位置が奥 → 漉き幅広い
漉き角度調整した際には、押え金の最下点部に合わせる必要があります。
この調整は、工業用皮漉機も同じ調整ですが、スカイミニの場合、刃がフラットなので、刃と押え金の隙間を確認しやすいところがポイントです!
スカイミニ手軽な操作性
レザークラフト用革漉き機スカイミニの詳細情報は ↓クリック
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