こんにちは、株式会社ニッピ機械の青田です。
革製品を製造する中で、糊を接着させる接着工程は無くてはならない工程です。
現在皮革業界では有機溶剤系接着剤、通称“ゴム糊”をご使用なられているお客様が
多いのではないのでしょうか。その中で、ゴム糊に代わる接着剤をお探しの方に
当社が取り扱う接着剤をご紹介致します。
☑接着工程を改善し、従業員の健康の為に作業環境改善を図りたい
☑有機溶剤使用による、局所排気装置を取り付けるコストを抑えたい
☑有機溶剤使用の管理による経費を抑えたい、コストダウンを図りたい
そんな皆さんに!
今回、靴、カバン、ランドセルメーカー様が非常に関心の高い、
あんたにピッタリな水性ボンド(接着材)と
スプレー塗付装置についてご紹介していきます。
目次
NIPPYが扱う水性ボンド(接着剤)って何?
スプレー塗付に最適な低粘度タイプの水溶性接着剤で100%VOC(有機溶剤)は含まれておりません。
適度な耐熱性を備え、短時間(数分)でのタック立ち上がりがあり非常に作業も良いです。また完全乾燥していない状態であれば再度張り直しなど、ゴム系ベースなので一般的なゴム糊に近い使用方法が可能です。
ゴム糊と比較して接着固形分が多いため薄い塗膜でも高い接着力を発揮します。
スプレー塗付の場合、薄い膜厚での塗付が可能であり、素材本来の硬さを維持し、また縫製時の針へのダメージを軽減させます。
こんなお客様に水性ボンドお勧め
①接着剤の作業環境の改善を図りたい
②ゴム糊(有機溶剤)から別の接着剤を探している
③靴、カバン、財布に最適な水性ボンドを探している
④メンテナンス性が高い装置での塗付を考えている
水性ボンド(接着剤)の使用用途は?
革、合成皮革、生地、ウレタンフォーム、木 その他
※注意、一方の被着体は水が蒸発する材料を選定してください。
水性ボンド(接着剤)の技術データー
XC-201 5Lパック
不揮発分(固形分) :54±2%
PH :8-10
粘度 :50-150mPa(22±4℃)
XC-301 5Lパック
不揮発分(固形分) :53±2%
PH :8-10
粘度 :20-150mPa(22±4℃)
接着材種類 | 接着強度 (N/25mm) | 推奨オープンタイム |
XC-201 水性ボンド | 21.5 | 1時間 |
XC-301 水性ボンド | 40.1 | 10~30分 |
当社従来水性接着剤 | 20.1 | |
ゴム系溶剤系接着剤 | 22.2 |
NIPPYの水性ボンドの特徴は?
①安全、安心のVOCフリー(有機溶剤は入っていません)
②作業性の良さ初期タック力 数秒でタックが出てきます
③溶剤系同等の接着力
④材料を痛めない 銀面に糊が付いても手軽に除去出来ます
⑤再度の貼り合わせが可能 (糊が乾燥するまで)
⑥少量塗付で強力な接着力
⑦縫製時のミシン針へのダメージを軽減 ※スプレー塗付の場合
実際に水性ボンドを塗布しました
接着剤 XC-301
ヌメ革3mm(手では簡単に曲がらない革)
合皮1.5mm(ランドセル材料)
裏地1mm(財布、カバン用材料)
推奨アプリケーター(塗付装置)は?
NP-C3-A 手動式スプレー糊付機
スプレー塗付装置
特徴
①塗付したい部分に的確に塗付が出来る
→塗付幅5mm~20mmまで調整可能、オプションガンを使用すれば更に塗付幅使用
可能
②スプレーガンのメンテナンスを低減した機構
→重力落下方式での糊供給の為、装置内の密封性に優れ、日々のメンテナンスが
格段に短縮。
③集塵装置付き
→材料、糊飛散用の強力型集塵装置
スプレー塗付動画
最後まで読んで頂きまして有難うございます。
さらに糊や機械について、ご興味がある方はまずは、当社にお問合せフォームからお問合せください。
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