こんにちは、ニッピ機械社長の青田です。
「当たり前の事をきっちりできる様になりたい」と思っている日々ですが、私自身なかなか出来ていません。
“靴を揃える”
“掃除をきっちりする”
“笑顔で挨拶”
この3点を今年の課題として取り組んできました。
その時、ある加西市のイベントで出会った、〝トイレ掃除の実践を通し、心を鍛える”事を指導、推進されている藤本文俊先生から社内での講演やトイレ掃除について直接指導して頂き、学ばして頂く機会が有りました。
藤本文俊先生は兵庫県加西市出身、大阪体育大学卒業後、加古川市、加西市の教員に勤務され、地元で「掃除の会」を以前運営され、地域でも積極的にトイレ活動に尽力されています。
私自身、経営者の集まりでも多くの良い事は聞く機会が有りますが、実際にそれをどの様に実践し、また社員と一緒に共有し、成長に繋げるのか悩んでいたところでの藤本先生との“出会い”もあり、私が今思っている事をあれこれとご相談させて頂きましたが、どれも丁寧に御指導頂きました。
今まで5S活動する中で、どうしても清掃が進まない場所が有りました。それが工場現場のトイレです。事務所のトイレは2年前に改築し綺麗になっていますが、工場現場のトイレは数十年間改修をしておらず、普段から“清掃”を推進している私として、恥ずかしながらこれでは社員が掃除をしようと思う状態ではなかったことに気付きました。
私達の工場は鋳物を扱う鉄工所で、鋳物を機械加工するので、工場はどうしても鋳物の鉄粉が山積し、そこを歩いていると土足で入る工場用トイレの床は真っ黒で、ブラシで磨いても、簡単には取れない、薄汚いトイレで、今考えても社員にはいい気分の場所では無かった思います。
そこで、藤本先生の指導の元、社員数人と私とでこの今まで数十年掃除してこなかった場所を徹底的に掃除しないかと社員に相談したところ、有志6名と私とで掃除する事にしました。
たわしなんかでは取れない汚れを、1時間30分ほど素手で徹底的に磨きに磨く、流しては磨くの繰り返しで、床や扉が今まで気付かなかったほどの白さになりました。まだまだ取りきれない部分もありましたが、掃除をした物は一同に「トイレが明るくなった」と言って喜びあいました。
最初トイレって汚いところで、臭いしいやだなって思う自分もいましたが、いつの間にか一心不乱に磨いている自分がいました。
写真ではまだまだ汚い状態に見えますが、白い部分が以前は全く見えませんでした。
このトイレも継続が大切です。ここまでの状態を維持する為にも、毎朝、工場と事務所の掃除をする事にしようという声があがり、全社で当番制でトイレ掃除に励んでいます。
これもあのトイレ掃除が無ければ、この行動は無かったのではないかと思いますし、素直に受け入れてくれた社員に感謝しています。
年末には安心できる場となる様に、工場のトイレを改築しようと思っています。
従業員に気持ちいい職場を提供し、更に新しく入社される方にも気持ちい職場でお仕事をしてもらえる職場作りを目指していきます。
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