ニッピ機械の圓井です!
前回に引き続き今回はスカイミニ無料セミナーでお聞きしましたことやご購入者様からよくお問い合わせいただきます内容をご紹介させていただきます。
Q.消耗品の替刃ってどこから買える?
☑替刃や高級刃をお求めの際はご購入いただきました弊社または代理店様へ
ご連絡いただければご購入が可能になっております。
弊社ECサイトがオープンしました!(クレジット決済対応)
使い方はこちらから!
Q.替刃の交換タイミングは?
☑替刃の交換タイミングは革を漉かれて普段よりも通りが悪くなったと感じることがありましたら
交換のタイミングになります。
目安として、よく使う部分の刃だけ普段使わない刃よりも少し白くなっているまたはへこんでいることがありますので、その症状を目安に交換していただければと思います。
Q.革がうまく漉けない!漉き方を教えてほしい!
☑スカイミニの設定が難しく中々漉きたい革が送れない場合はご覧いただいております
ニッピブログにて過去に漉き方のご紹介やスカイミニの設定の目安などをアップしておりますのでぜひご覧ください。
革が送りやすくする方法として一番簡単なのが押え金に「フロンテープ」を貼るのがおススメです。
目次
Qテフロンテープって?
☑テフロンテープまたはニトフロンテープと呼ばれる粘着テープになります。
押え金に貼ることによって革の滑りや引っ掛かりを良くし革を漉きやすくする効果や漉いた際にできる銀面の線や跡を軽減してくれる役割もあります。
Qテフロンテープの貼り方・どこで売っているか教えてほしい!
☑テフロンテープはお近くのホームセンターまたはネット通販などで販売されております。
スカイミニの押え金の幅は約10mmありますので幅20mm以上のテフロンテープをご使用いただければきれいに全体に貼れるかと思います。
また弊社スカイミニ代理店のフェニックス様ではこちらのように小分けにされたテフロンテープも販売されております。
ニトフロンテープ(30cm) ヌメ革と真鍮金具とレザークラフト材料の通販-フェニックス
☑次にテフロンテープの貼り方についてご紹介いたします。
今回使用しましたテフロンテープは日東電工(Nitto)様のニトフロン粘着テープを使用しました。(幅25mm)
まず最初に20mm幅の押え金ならテフロンテープの長さを約30mmに40mm幅の押え金なら
約50mmの長さに切ります。
※写真は20mm幅の押え金を使用
①下写真のようにどちらか片面に貼り付けてください。
②しっかりと角に折り目をつけながら、全体を包み込むようにテフロンテープを巻いていく
③押え金の角の部分に切れ込みを入れ押え金に沿わせるように角を貼っていく
☑ポイント!
このとき押え金の角までテフロンテープが張ってあるかを確認する!
角の部分は漉き部分と元厚の境目になり一番銀面に線や跡が入りやすい部分になりますのでしっかりと角を包み込むようにして貼ってください!
テフロンテープはプロの方は必ず貼っておられるいっていいほど皆さんご使用されています。
ぜひ一度お試しください。
定規についている座金はどこにつければいい?
☑スカイミニに付属しています定規に下の写真のような座金が一緒に入っているかと思います。
この座金の使い方は定規を安定させるためにあります。
定規を固定する穴が開いている場所は右側が少し段になっており、その分の高さを埋めるためのものになります。
下の写真のように奥側の穴であれば座金を下に
手前の穴であれば座金を上に設置していただければしっかりと定規が固定されるかと思います
漉きの厚みを決めるときに押え金とローラーの隙間の間隔を教えてほしい!
☑漉き厚みを決めるのは基本的に厚み調節ネジで厚みを決めます。
厚み調節ネジはオプションでも標準のものでも、どこか1点を決めその点を軸にして1回転させることにより押え金が1mm上下します。
ですので、ほとんどの革の送りローラー位置は一番上のストッパーで止まる位置で、そこから革に合わせて厚み調節ネジで任意の厚みに調節していただければと思います。
押え金の位置を決める基準はある?
☑革をはじめから厚みを調節していると時間がかかったり、何度も試し漉きをして革を無駄に消費してしまう経験をされた方もいらっしゃるかと思います。
ですのでニッピ機械からのおススメの基準の出し方をご説明させていただきます。
①まず最初に押え金を平衡にします。
平衡にするのは押え金と刃との間の光の加減で見ていきます。全体が一度に消えたら刃と平行になっている証拠です。
良い例 ①(水平な状態の光の加減) ②(水平な状態での刃と同じ高さに持ってきたとき)
悪い例 ① ②
②いい例②のように刃と押え金が水平でなおかつ同じ高さの時を基準とします。
③厚み調節ネジは1回転で1mm上下するので先程決めた基準から漉きたい革の厚み分調節する
例 0.5mmにしたいのであれば厚み調節ネジを約半回転する
※革の材質や元厚によってこちらの基準が変わりますので、あくまで目安としてご活用下さい。
漉きの厚みを厚み調節ネジで決めるのにローラーの上げ下げはどういったときに使えばいいの?
☑ローラーの調節が必要な時は「ヌメ革などの硬い革をするとき」「厚い革を一気に落としたいとき」この2つの場合にローラーの間隔をあける場合があります。
例えば2mmのヌメ革を0.5mmに落としたいとき図のように上に0.5mmローラーと刃の隙間に1.5mmの革が入ることになります。
しかし初期設定やストッパー位置での送りローラーと刃との間は0.35mmしか開いていません。
0.35mmしか開いていないすき間に1.5mmのものが入るとローラーの跳ね返りでローラーが削れてしまったり、革の銀面に大きな筋が入ってしまう原因になります。
こういった場合は送りローラーを少し下げてあげるだけでも入り込み具合や銀面の筋が薄くなったりしますので、ヌメ革などの硬い革や厚い革を一気に落とす際にローラーを調節していただければと思います。
※調節の仕方は取扱説明書6ページをご覧ください。
その他わからないことがございましたらお気軽にお問い合わせください!
この記事はお客様からの疑問を随時更新して参ります。
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