革漉き機メーカー、ニッピ機械の圓井です。
突然ですが、今の「漉き」に満足されていますか?
漉き割り機(バンドマシン)は革の厚みを調整する工程で必須の機械です。
皆様からこんなご相談があります。
✅革の厚みがばらつく
✅機械が古くなり安定して漉けない
✅どこに相談したらいいか分からない
✅短納期のものが多くなり、漉き加工を短縮したい
今回はそんなお悩みを解決する方法をご紹介します!
※以下漉き割り機をバンドマシンと記載します。
✅漉き割り機ってどんな人が使っているの?
〇量産品を大量に作っている方
漉き屋さんやメーカー様が最も導入実績が多いです。全漉き機を導入し、任意の厚みに漉き加工されています。
最近お問合せ多いのは
〇製作時間を短縮したい方
漉き割り加工は漉き屋さんに依頼されている方が多いと思います。
漉き屋さんの仕事は難しい革も“正確”“短時間に”加工され、仕事にそつが無いですよね。
でも運搬時間や漉き加工以外のタイムロスが発生します。
この短納期で製作をしたい方におススメです。
〇小ロット多品種の漉きをしたい方
作成する商品の種類が増え、多数の漉き厚みを指定して依頼している方におススメです。
社内加工によって発注時に指定する手間とコストをカットできます。
オーダーメイドや試作品など種類を多く作る方にはさらにおススメです!
✅お問い合わせから導入までの流れ
1.お問い合わせ・ご相談
お問い合わせ・ご相談をいただき、お困りの内容並びに加工材料などをヒアリング
※最寄りの弊社代理店がありましたらご紹介いたします。
※お問い合わせはお電話・弊社HPから
電話番号:0790ー49ー1414
弊社HPへのお問い合わせはこちらから!
2.選定機種のご提案並びに設置場所の確認
作業スペースや作業内容並びにご予算にあった適切な機種をご提案
※ご対応方法:お電話・メール・ZOOMを使用したオンライン商談も可能です。
3.御見積書のご提出
お客様ごとにあった機械仕様。ご予算に合わせて御見積書をご提出致します。4.ご成約
ご成約後、機械の手配を開始(機械は受注生産)
通常納期は2~3か月となります。(ご注文時期によって変動いたします)5.据え付け・納品
弊社で運搬並びに据え付けを行います。(運搬業者が必要な場所については別途手配)据え付け完了後、操作方法のご説明を行い納品完了となります。
では実際にお問い合わせから機械を導入された企業様の実例ご紹介します。
✅導入事例
お客様情報
S社様
導入機種:NP-120AS
ご検討期間:約半年
1.経緯
旧式の他社製バンドマシン(20年以上前)を使用中
精度調整が年々難しくなってきており、革を漉く前に時間がかかりすぎてしまう
なので入れ替えを検討していると弊社HPのお問い合わせよりいただきました。
2.機種選定・現状の問題点について
お客様の問題点
調整や漉き作業が出来る方が社内に1名のみで、個人頼みの状況を解消したい
弊社からの提案機種 NPー120AS
NP-120ASはメモリー機能があり、一度革の設定を決めればメモリーを読み出すだけで革にあった設定が出来る再現できる機種になります。
この機能により作業者によらない漉き加工が可能となるので、120ASをご提案しました。
3.御見積書のご提出
機種選定が完了後、選定機種の御見積書をご提出します。
4.ご成約・納品日・場所の確認打ち合わせ
ご成約後、納品日との設置場所の打ち合わせを行います。
これが最終の打ち合わせとなります。
5.据え付け・納品
弊社から直接の納品し、指定の設置場所に収めます。
最後に機械の操作説明を行い完了となります。
✅バンドマシンの種類と特徴
NPー1240C |
標準モデル |
NPー120 |
標準モデル 漉き幅480mm(最大スライス幅450mm) 最小漉き精度0.3mm 鞄やグローブなど幅広い革を漉くのにおススメ |
NPー120AS
|
漉き幅480mm(最大スライス幅450mm) 最小漉き精度0.3mm ・上下の革送りローラーがタッチパネル操作で可能に ・メモリー機能の追加により漉き設定の保存が可能 新規導入の方おススメ! |
1.タッチパネルでまとめて操作←直感的な操作で簡単操作
革の送り速度調節以外のすべてをタッチパネル制御になっています。
より直感的な操作が可能となり、パネルに漉き設定など様々な情報をまとめて表示できより簡単に扱えるようになりました。
2.刃の調整がさらに簡単に ←メンテナンスの利便性向上
刃が前に飛び出してこないようにストッパーを装着しています。
後ろからの押し出しを前のストッパーが受けることにより、刃先の安定し漉き精度向上と調整が簡単になりました。
3.刃の研ぎがさらに安全に ←効果的な安全対策
研磨をより安全に行っていただけるように安全カバーの上から研磨できるようにカバーを変更しました。
これにより火花が飛んでくる心配がなくなったのと、刃に手を近づけなくても研磨できるようになりました。
4.厚みの目安がデジタル表示に
タッチパネル上に厚み設定の数値を表示できるようになりました。
これにより一目で設定が確認でき、視認性が向上しました。
またNPー120ASではタッチパネルで上下の厚み調節が可能でより操作しやすくなっています。
✅設備購入の補助金、減税対象
全漉き機で補助金や各種減税対象を活用し導入できます。
・ものづくり補助金 https://portal.monodukuri-hojo.jp/
・事業再構築補助金 https://www.meti.go.jp/covid-19/jigyo_saikoutiku/index.html
もし、補助金等でご質問ございましたら、当社までお気軽にお問合せ下さい。
✅ご使用中の方必見!全漉き機の問題解決方法(トラブルシューティング)
~安定して“漉けない”・“厚みが不均一”時のチェックポイント~
✅刃先が鋭利に研磨出来ていますか?
→火花が出ていても、砥石が黒く目詰まりしていると、研磨が出来ておらず、刃先が鋭利ではない可能性があります。
砥石の状態を確認し、ドレスを行ってください。
✅刃先が前後に振れていないですか?
→刃物回転中、刃先が振れている場合、ナイフプーリーの傾き調整が出来ていない可能性があります。
専門的な知識が必要ですので、購入先の代理店又は、当社にご連絡ください。
✅刃押えと刃の隙間は適切ですか?(適正間隔0.02mm)
→一度目視で確認し、隙間を確認してください、もし隙間が大きいと漉き落ちあ、厚みが不均一になります。
専門的な知識が必要ですので、購入先の代理店又は、当社にご連絡ください。
✅機械停止中、ナイフプーリーを手で前後に揺らした時、ガタツキはありますか?
→ガタツキがある場合、ナイフプーリーのベアリングが破損している可能性があります。
解決方法
1.販売店様で出張修理
2.弊社での出張修理
3.オーバーホール
4.買い替え
の4つの方法があります。
基本的には修理で解決する場合が多いです。
ですが古い機械ほど、修理では根本的な解決にはつながりません。
機械本体が摩耗し、修理や部品交換では解消出来ないからです。
修理が難しい場合オーバーホールか買い替えの2択となりますが、絶対に買い替えをおススメ致します。
ではなぜ買い替えがおススメかというと、オーバーホールの金額が新品と同じくらいかかるからです。
なのでほぼすべての方が新品への買い替えをされております。
✅お問い合わせ先
受付時間:平日8:30~17:00(土日・祝日を除く)
電話番号:0790ー49ー1414
弊社代理店様とお取引がある方は代理店様に直接お問い合わせ下さい
代理店様一覧:https://www.nippy.jp/other/network.html
弊社HPへのお問い合わせはこちらから!